Club100第188回定例会(ゲスト: 一般社団法人日本MBTI協会 代表理事 園田由紀氏)
2023年8月9日(水)、Club100第188回定例会を開催いたしました。
この度の定例会では、一般社団法人日本MBTI協会の代表理事である園田由紀氏を「MBTI®の正しい理解と、企業経営への適切な活用方法」というテーマでお招きしました。正しく理解すれば、自己理解や多様性の受け入れに繋がるMBTIの本質について語っていただきました。
最近、日本の若者の間でブームとなっているのが『MBTI「マイヤーズ-ブリッグス・タイプ・インディケーター(MBTI:Myers-Briggs Type Indicator)」』です。MBTIとは、「ユングのタイプ論を基にした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づく性格検査」であり、個人の認知スタイル(もののみかたと判断の仕方)を国際規格の有資格者の支援のもと見出し、リーダーシップスタイルやコミュニケーションスタイル等を理解し、自身の成長の指針とするためのメソッドです。
特に韓国で大ブームとなっているMBTIは、人気K-POPアイドルがYouTubeなどで配信するコンテンツ動画の中で、しばしば話題にされています。それが日本のファンの間でも広まり、日本の若者の中には、就職活動にも”MBTI”による適職判断を参考にする人が増えています。しかし、本来のMBTIは診断テストではなく、適職や相性など一切図っていません。簡易的に用意された設問に答えて結果を診断する心理テストのようないわゆる「MBTIもどき」が流行り、MBTIの考え自体の誤用が問題となっています。MBTIへの正しい理解がないまま、信頼性の低い情報源から得られた結果を鵜呑みにする行為は、自分自身や他人への理解を深める上で、誤った結論を押し付けてしまう可能性があり、それは危険な行為です。
セッション内では、園田氏より、MBTIの成り立ちについてわかりやすく解説していただき、参加された皆様には、MBTIの本質についての理解を深めるとともに、自己理解が多様性を受け入れることの第一歩であることを体感していただけたことと思います。
後半にはクオンタムリープ株式会社 代表取締役副会長の橋谷がChief Navigatorを務め、ご参加いただいた会員の皆様とともに、パネルディスカッションを実施しました。
ご参加いただきました会員の皆様には、深く感謝いたします。
最後に、ご登壇いただきました園田様には厚く御礼申し上げます。