Club100第197回定例会(ゲスト:日本アイ・ビー・エム株式会社 副社長執行役員 最高技術責任者 兼 研究開発担当 森本典繁氏)
2024年5月15日(水)、Club100第197回定例会を開催いたしました。
この度の定例会では、日本アイ・ビー・エム株式会社副社長執行役員、最高技術責任者兼 研究開発担当である森本典繁氏を「次世代半導体の未来への展望〜日本IBMの挑戦とラピダスについて〜」というテーマでお招きしました。日本の半導体開発、技術の歴史とともにAIの発展に伴う半導体技術の進化の過程において日本の半導体戦略についてご講演いただきました。
生成AIの開発、研究にはそれを可能にする最先端の半導体が必要であり、AIの発展と半導体の進化は表裏一体です。そこで日本IBMは現在、ラピダス社の2nmの最先端の半導体の量産に取り組んでいます。また日本は半導体の材料、素材、装置の面で高度な技術、人材を保持する一方で、ロジック製造に関して世界に遅れを取っており、遅れを取り戻すためには継続的な財政支援と日米連携が不可欠であると森本氏は指摘しています。
セッション内では、森本氏よりAI戦略や半導体戦略について見解を語っていただきました。ご参加された皆様には、進化し続けるAI時代におけるAIの方向性やそれに伴う半導体技術について学ぶきっかけになったことと思います。
後半にはクオンタムリープ株式会社 代表取締役副会長の橋谷義典氏がChief Navigatorを務め、ご参加いただいた会員の皆様とパネルディスカッションを実施しました。
御参加頂きました会員の皆様には、深く感謝いたします。
最後に、ご登壇頂きました森本 典繁様には、厚く御礼申しあげます。